Eki Parkと屋内施設の活用
普段は会社員たちが憩いのひとときを過ごす人工芝の上に、子どもたちの元気な声が響きます。東京・港区の高輪ゲートウェイ駅構内にある「Eki Park」。昨年3月の開業以来、休日は小さな子どもを連れた家族連れでにぎわっています。

山手線と京浜東北線のホームからエスカレーターで上がると、目の前に開放的な屋内空間が現れます。壁はガラス張りで、床には人工芝のベンチ。駅構内の施設ですから、もちろん利用料はありません。眼下には新幹線などの各路線の電車。鉄道好きのパパと子どもの姿も目立ちます。
「みんなの公園」と呼ばれる施設に遊具はありませんが、可動式人工芝のレイアウトを変えることは自由。無人コンビニエンスストアやカフェも併設され、ママも満足です。騒いだり、走り回ったりするなど危険な行為は禁止されていますが、小さな子どもたちが芝生の上で思い思いに体を動かしたり、くつろいだりする姿も見られます。
遊びたい盛りの子どもにとって、本来は楽しいはずの夏は少し悩ましい季節かもしれません。毎年記録が更新されるほどの猛暑。熱中症のリスクもあり、日中の外遊びが難しい日も増えています。
ネックガード付きの帽子で首元への直射日光を防ぎ、こまめな水分補給と適度な休憩で体への負担を軽減する。そんな工夫が欠かせない時代になりました。かつて当たり前だった「朝から晩まで遊び倒す夏休み」は、少しずつ姿を変えつつあります。
一方で、子どもの成長にとって体を動かすことは欠かせません。運動は体力づくりだけでなく、生活リズムや健やかな心身の発達にもつながります。だからこそ今、暑さを避けながら安全に体を動かせる環境づくりが注目されています。
そこで注目されるのが「Eki Park」のような屋内施設です。熱中症のリスクが少なく、安全面にも配慮された施設が各地で増えています。暑さが厳しいからこそ、その暑さを避けながら運動や遊びができる場所を上手に活用することが大切です。
スイミングスクールや体操教室など民間のスポーツスクールも数多くあります。空調などの環境が整った施設で、専門知識を持つコーチから指導を受けることができるのも魅力です。子どもの頃のスポーツ体験は、将来につながる貴重な経験になるかもしれません。

もちろん、公的な施設も充実しています。2020年東京オリンピック・パラリンピックのレガシーとして残された施設のほか、全国の自治体が運営する体育館やスポーツセンターでは、子ども向け・親子向けのスポーツ教室や体験会が数多く開催されています。
2020年東京オリンピックでバレーボール会場、パラリンピックで車いすバスケットボール会場となった有明アリーナや、バドミントン、近代五種、車いすバスケットボール会場だった武蔵野の森総合スポーツプラザ(京王アリーナTOKYO)なども条件に応じて団体・個人での一般利用が可能です。たとえば有明アリーナのサブアリーナは、事前の団体登録・利用申請・利用料納付を行うことで、団体でのスポーツ利用ができます。オリンピックの舞台となった施設でスポーツを体験できることは、子どもたちにとって特別な思い出になるでしょう。
また、料金が無料または低価格で参加できる体験会も多く、気軽にスポーツに触れられる機会が広がっています。実際にトップアスリートの中には、子どもの頃に参加した自治体の体験会が競技を始めるきっかけだったという人も少なくありません。
熱中症のリスクを抑えながら運動するために、屋内施設の利用は有効な選択肢のひとつです。まずはお住まいの地域で利用できる施設やイベントを探してみてはいかがでしょうか。

ここスポでは、全国各地のスポーツイベントや体験会、スポーツ施設の情報を掲載しています。夏休みに親子で楽しめるプログラムも多数紹介していますので、この機会にぜひチェックしてみてください。現在地や都道府県、スポーツジャンルなどから、イベント・教室・サークル・施設情報を探すことができます。夏休みの運動場所を探す際は、プールやスイミングスクールにつながる「水中競技」、屋内で取り組みやすい「体操・ヨガ・トレーニング」、武道場や体育館で実施される「武道・格闘技」などのジャンルから探してみるのもオススメです。
親子で一緒に体を動かす時間が、スポーツを始める最初の一歩になるかもしれません。
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